SSブログ

銀河英雄伝説名言 オルタンス(キャゼルヌ夫人) [オルタンス(キャゼルヌ夫人)]

銀河英雄伝説において良妻賢母と言えば
キャゼルヌ夫人であるオルタンス。

「権力者の言いなりになってるのが1番楽なのに
 わざわざ自分達から苦労を買ってそれでお祭り気分なんですからね。」

オルタンスの言葉は銀河英雄伝説の進行において
時に重要なターニングポイントであったり、銀河英雄伝説に
出てくる特に同盟軍に所属する人達の心情をわかりやすく
視聴者に伝える第三者機関のような役割をしてると思います。


上記台詞は、同盟が帝国軍に完全制圧され滅んだあと、
民主主義の芽を残すためにイゼルローンに立て篭もり
民主主義の拠所になっているヤンウェンリー一党を評価した言葉。

権力者のいいなりになってるのが一番楽。

ヤンってリーマン気質ですね。
会社が滅びて、自分で何かやらなきゃ生きていけない。
だから、めんどくさいけど生きてく為に起業しました。

そんな匂いですね。
今までは、会社の経営に参加せず、不平不満言いながら働く
我々と同じ感覚だったんだと思います。

赤字になろうがなんだろうが、月給くれりゃいいじゃん。
でも、ちょっとこの方針ヤバいんじゃないの?
まあ、うちの馬鹿社長(トリューニヒト)に言ってもどうせ無駄だろうけど。

ヤンの実態は、愛国心の欠片も無い怠け者。
我々と変わらない普通の人間というアピール面があるのかなと。


権力者のいいなりが楽。
権力者は会社や社長にあたりますが、ほんと銀河英雄伝説で
語るまでもなくそのとおりです。

まず、何も考えなくていい。

これがデカイですね。
惰性で毎日が終わり、月末に決まった額が振り込まれる。

無論、ルーティンで出社しただけで、誰でもできる仕事ではなく
数字で結果を求められる出来高系は除きます。

ほんと楽。
同僚と会社と社長の悪口言ってりゃいいだけですからね。
多くを望まないヤンにとっては、快適な空間だったんでしょう。

ほんとに国を思うなら、シェーンコップが漠然と考えてたように
ビュコック提督に選挙に出てもらい、トリューニヒトを倒し
自分が裏から民主主義の浄化をすればいいだけ。

まあ、物語の性質上それをやると話が別の路線に反れるからあれですが。
生涯1軍人で通すというのがヤンクオリティーですからね。

大木の下で生きる小さな木みたいなもんです。
ヤンはその小さな木でいることが快適だったのでしょう。

「無能なウドの大木のおかげで、俺に全然
 陽が当たらない。成長もできない。
 無能で邪魔なだけの奴らだ。」

と悪態ついてる小さな木がいるとします。
ある日、伐採業者が来て周りの大木を全て切り倒してしまいます。
小さな木は大喜びします。これで成長できる!と。

でもその小さな木は枯れてしまいます。
強烈な直射日光に晒されて。
今まで、大木が小さな木を守ってくれてたのです。

って話を聞いた事があります。
ヤンは一見不利で肩身が狭い「小さな木」こそ
快適な空間という価値観をもったのでしょう。

結局、ヤンの周りの大木は全て撤去され生き残るために
強烈な光を放つカイザーと戦わざるをえなくなっただけ。

オルタンスの言は、非常に気骨のある人間を指してるように
見えますが、怠け者でノラな人間達が嫌ってたけど、守ってくれてた大木
無くして仕方なく。

ってのが現実でしょう。






nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

ロイエンタール審問は茶番劇 [銀英コラム]

銀河英雄伝説において、心ならずも叛旗をひるがえした
ロイエンタール。そのフラグになる第1回目の審問。


発端は恥をかかされたラングの個人的感情。
ロイエンタール嵌め込み。

そのコンテンツが、軍部独裁気質の強い王朝に
司法局の存在を示したいグルックの思惑と一致。

さらに、ラングの個人的感情発を察知しながらも
ロイエンタール牽制のために了承したオーベルシュタイン。

様々な思惑を含みながらラインハルトに到達。


結局、この時点ではラインハルトとロイエンタールの絆は
強固なものであり、周りの人間が右往左往して
勝手にスリリングな事として捉えているのがわかります。


ラインハルトが審問するシーン。
ラインハルトは横を向き、何か別の事を考えてるような趣。


審問が始まっても、周りが感じるであろう疑問などを
代表して聞き、解決していくスタンス。

ロイエンタールの窓口になったのが、ミュラー。
ロイエンタールやミッターマイヤーの弟分的な人間が


窓口になってる時点で、ラインハルトのやる気の無さというか
くだらない問題だと箸にもかけない対応が伺えます。

ベルゲングリュ-ンが顔面蒼白になるような
スリリングな発言をズケズケと言うロイエンタール。

ミュラーへの信頼、そして窓口をミュラーにした
ラインハルトの真意を把握しての発言ですね。
まさに出来レース。

審問をするラインハルト。
そしてそれを受けるロイエンタール。
極めて予定調和的な会話。

5年前の初訪問の件を持ち出したラインハルト。
これは、互いの友諠を確認する意味があったのでしょう。
軽く確認取ればそれでいいみたいな信頼。

信頼というよりもやはりこれは、周りを納得させるための
両者の劇であった。
そんなシーンに見えますね。

直後、ロイエンタールはラインハルトにより
ノイエラント総督になります。
帝国第二位の武力集団。

一見、さらなる忠誠を尽くさせるための心理学的なものに
感じますが、私は少し違う感覚をもちました。

それは、戦闘中毒のラインハルトが近く来る平和を敏感に
この時点で感じ取り、自分の敵となりうる相手を残しておきたいという
願望が、上記心理学的な衣を着て出されたのではないかと。

「私は戦いたいのだ。フロイライン。」

とんでもない輩です。
命は1つしかないのに、こんな皇帝の元で戦死するの嫌ですね。









nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:アニメ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。