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非常に無責任なラインハルト [銀英コラム]

「私は常に最前線に出て敵に胸を晒す」


このようなことを言ってるラインハルト。
高校生のときは、確かに痺れました。
大将たるもの、自ら先頭に立って敵陣に切り込むのが
当然といった思いですね。

とんでもないことです。

ここいらも銀英の話の粗さですね。
ラインハルトの気質を表すには最適な表現ではありますが
リアルでは非常に無責任です。

自分が討ち死にした後、どれだけの混乱が起こるのか。

それを全然考えていません。
そこにあるのはヒロイックなマイウェイ的な感情。

フレーゲル男爵の滅びの美学と対して変わらない。

その点、パン屋の2代目参謀長が、ビュコック爺さんに対して
部下に類を及ばさないためにも、あんたが生きて
軍法会議に出なきゃいけないだろ。
と自決を思いとどまらせたのは、非常に現実感があり良かったです。

リーダーってのは、最後まで生き残って指揮を執らねばなりません。
それがリーダーの責任ってやつです。
ラインハルトはヘボ詩人以上の行動的ロマンチストと言えましょう。

ジェシカが壇上のトリューニヒトに対して
「あなたは今どこにいます?」
と問いただしてるシーンも、高校生のころは

「そうだ!そうだ!」

みたいな感じで見てましたが、
トリューニヒトと言えどもリーダーなわけです。

犠牲を主張する国家元首のあなたも最前線で
戦ったらどうなの?

ってことなんでしょうが、それこそトチ狂ってます。
リーダーなんですから。
最後まで指揮して生き残らないと駄目です。

銀河英雄伝説がアニメでリメイクされるみたいですが
完全大人向けに仕上げて欲しいですね。
ちょっと子供じみた設定の甘い所がここかしこに
見えてくるのは年のせいなんでしょうかね。

銀英コラム集



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